マンション管理組合とは?役員の仕事は?マンション管理組合の仕組みと仕事

マンションと青空の画像 不動産知識

どうも、こんにちは!
現役で不動産会社に勤務するmasaru(@masaru)です!

今回はマンションを購入と密接な関係がある管理組合について解説します!

マンションを購入検討されている方は是非参考にしてください!

masaru
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こんな方々にオススメの記事です!

・マンションの購入を検討している方

・管理組合、総会、理事会、管理会社などの意味を理解したい方

管理組合とはマンションの維持管理と資産価値向上を目指す組織

マンションのバルコニー画像

マンション管理組合とは『区分所有法』で定められている組織です。

マンションの区分所有者で構成されており、『マンションの住環境の調整』と『マンションの資産価値向上』を目的に活動します。

マンション内の清掃、敷地の植栽の管理、エレベーター、ポンプ室、駐車場など設備の維持管理、マンションの維持管理などなど。

マンションも建築物なので故障や劣化しますし汚れたりします。
また、大切な資産なのでその価値を下げないように管理しなければいけません。

誰がやるかというと、そのマンションを所有している区分所有者ということになります。

区分所有者とは

区分所有者とは分譲マンションの所有者の事。

ではマンション管理組合は具体的にどのような活動をするかというと、そのマンションの『管理規約』により異なります。

管理規約は国土交通省が作成した『標準管理規約』を基に管理組合が作っています。

区分所有者は必ず管理組合に加入する

区分所有者は管理組合に必ず入らなけれいけません。

法律で定められている義務です。

マンションを購入したら自動的に管理組合に組員になると考えてください。

以下区分所有法の抜粋です。

(区分所有者の団体)
第三条 区分所有者は、全員で、建物並びにその敷地及び附属施設の管理を行うための団体を構成し、この法律の定めるところにより、集会を開き、規約を定め、及び管理者を置くことができる。一部の区分所有者のみの共用に供されるべきことが明らかな共用部分(以下「一部共用部分」という。)をそれらの区分所有者が管理するときも、同様とする。

e-gov 建物の区分所有等に関する法律

賃借人は管理組合加入義務なし

青空と家

上記の通り、区分所有者で構成される組織なので、マンションを借りている賃借人は入れませんし、加入義務はありません。

マンションを借りている方は安心してください。

管理組合に入る必要はありません。

設立の義務はない?

ほとんどのマンションは管理組合があり、購入と同時に組合員になります。

先ほど出てきましたが、区分所有法第3条を見ると『~することができる』とい表現になっており、『しなければならない』などの絶対的な言い回しではないので、必ずしも管理組合を作らなければいけないわけではないのかもしれません。

現に、管理組合がないマンションに出会ったことがありますし。

管理組合が無かったマンションは総戸数が9戸だったので、管理組合を作るまでもなく、住民の話し合いで進めていたのかと推測しています。

(区分所有者の団体)
第三条 区分所有者は、全員で、建物並びにその敷地及び附属施設の管理を行うための団体を構成し、この法律の定めるところにより、集会を開き、規約を定め、及び管理者を置くことができる。一部の区分所有者のみの共用に供されるべきことが明らかな共用部分(以下「一部共用部分」という。)をそれらの区分所有者が管理するときも、同様とする。

e-gov 建物の区分所有等に関する法律

役員は理事会や定期総会を開く

管理組合を運営する為に役員を決めてます。

役員が主体となって管理組合を運営していき、理事会や定期総会を開きマンションを維持管理していきます。

理事会の開催頻度は月に1回あるかないか程度です。

定期総会は区分所有法で年1回の開催を義務づけられています。

第三十四条 集会は、管理者が招集する。
 管理者は、少なくとも毎年一回集会を招集しなければならない。

e-gov 建物の区分所有等に関する法律

定期総会と理事会

『定期総会』とは、管理組合の方針を決める重要な会です。
年間1回以上開催され、区分所有者全員が出席可能な会です。
年度末が3月に設定されている場合が多いからか、4月~6月に開催する場合が多いです。

『理事会』とは、総会で決定したことを実行する会で、役員で構成されています。

主な役員は以下になります。


理事長
管理組合の代表者で業務の総括を行います。
定期総会の議長や理事会の招集をします。

副理事長
理事長の補佐、事情により理事長不在時などの代理を請け負います。

会計理事
管理費や修繕積立金の徴収、決算書類の作成などの業務です。
ただこれらの業務を管理会社に委託している場合はあまりやることはないようです。

幹事
幹事は理事会がきちんと機能しているかのお目付け役です。

役員の選出方法

オフィスの画像

以下の方法で役員になります。

・立候補
・推薦
・順番

僕が関わったマンションでは立候補と順番で役員になっていくパターンがありました。

管理組合の役員交代の状況に遭遇することも少ないですが。。

役員以外はあまりやることがない

役員以外はあまりやることがなく、開催される総会に出席して話を聞き、意見を述べたり話し合いに参加したりましす。

ただ、やることがないと言っても、自分たちの資産であるマンションの維持管理についてなので、他人事ではありません。

臨時総会と言って、定期総会とは別に、区分所有者がみんなで話し合いたいと思ったときに声を上げて、役員の承認が得られれば総会を開くことができます。

管理会社と管理組合の違い

こぶしを突き合わせている画像

私は管理会社と管理組合をよく間違えていました。

管理組合がマンション維持管理の方針を決め、管理会社に業務委託する流れです。

なので、管理会社に方針の決定権はなく、重要な決定は全て管理組合になります。

総会を経て皆さんで話し合って重要事項を決定して、一定業務を管理会社に依頼する流れです。

まとめ

今回はマンション管理組合について解説しました。

一戸建てを購入したら自分で維持管理をしなければいけないのと同じように、マンションを購入したら自分たちで維持管理しなければならなく、集団で効率よく維持管理するために管理組合があります。

マンションを購入したら必ず管理組合に加入しますので(古くて総戸数少ないマンションはたまに管理組合ありませんが…)きちんと理解をしたうえで購入検討してくださいね!

では、最後までありがとうございました。

masaru

ブログ管理者のプロフィール
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神奈川県在住で不動産業界の30代会社員。
生まれも育ちも神奈川県。
家族は夫婦+娘1人+猫2匹の5人家族。
某インテリア企業から不動産業界へ飛び込み現在10年以上経過。
海や動物、おしゃれな事、サーフィン、読書、映画鑑賞、掃除が大好き。
ブログ開始は2024年1月。
自分の仕事を活かし仕活かされ、VUCA時代を生き抜く力を身に付ける事と、日々の成長と前進の為ブログを開始。

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