【不動産購入申込みと価格交渉】不動産購入

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どうもこんにちは、不動産会社勤務のmasaru(@masaru)です。

今回は僕が自宅を購入した時に経験した
購入申込みをした流れや契約から決済の段取りを綴っていきます。

不動産購入を検討されている方のご参考になれば幸いです。

masaru
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こんな人に参考になります!
・不動産購入申し込みの内容を知りたい人。
・今現在不動産購入を考えている人。
・不動産探しをしている人。
・気になる物件が予算オーバーで価格交渉を考えている人。

万年筆の画像

インターネットを駆使して約半年で運命の物件に巡り合えました。

僕が決めた物件は建売新築(完成している新築戸建て)でまだ建築中の為完成イメージがわきづらかったですが、
同じ売主が建築した同じ仕様の物件を見学させていただき購入に踏み切りました。

購入する場合は、その意思表示として『購入申込書』を書いて売主に渡します。

実はこれがかなり重要な書類なんです。

購入申込書は決まったひな形がないので
A4用紙1枚やA3用紙1枚など不動産業者によって違いますし記載内容も多少異なります。

共通項目は以下になります。

不動産購入申込書 記載内容
・購入者情報(氏名、住所、年齢、連絡先、家族構成)
・収入情報(年収、勤務先、勤続年数)
・住宅ローンを使うかどうか(使う場合はローン予定金額)
・自己資金
・お借入れの有無
・購入物件詳細(住所、名称、購入希望金額)
・手付金の額
・契約日(不動産購入申込書から1週間以内が理想)

一番重要なのは、不動産購入申込書を提出することで、『心を決めて購入の意思表示をする』ということです。
つまり、もう迷いません、私は『この物件』を『この価格』で『この日』に『契約』します

といった内容の書類です。

申込書なので契約を締結したわけではないので、あとから気持ちが変わって、やっぱりやーめた!となったとしても金銭的ペナルティはありません。(この書面を提出したことで売主が引き渡し準備でリフォームしたなど金銭的に動いていた場合などはこの限りではないです)

ただ、具体的に『お宅の不動産を買わせてください!』といった書面を売主が受け取ったら心の底から嬉しいですよね。

金額や契約日、支払い方法も具体的に決めて売主に『買わせてください!』と書面を出すので、そのあとに『やっぱりやーめた!』となったら、売主としてはかなり落ち込みますよね。

それと、購入申込書を提出すれば物件が押さえられる場合が多く、申込から契約まで物件の販売を停止または、新たに購入希望者が現れたとしてもその間は『1番手がいるからもしダメだった場合に買ってください』といったトークをしなければならず、結果、申込から契約の間はほぼ販売ができない状況になるので、売主としてはリスクが伴います。

なので、購入申込書を提出してから『やっぱりやーめた!』というの大きな不義理になりご法度な行為なんです。

僕はそのあたりを十分理解しているので、心を決めてから購入申込をしました。

買主としては様々の理由理で価格交渉をしたいと思います。

買主が価格交渉したい主な理由
・安く買いたい
・予算オーバーの物件を購入したい
・月々の支払いオーバーの物件を購入したい
・現金購入で予算が限られている
・FPや家族と相談した予算よりオーバーしている
・月々負担額をできる限り軽くしたい
・自己資金は残しておきたい

買主もできるだけ安く買いたいですし、安く買わなければいけない事情があったり、
安くないと買えないなど事情があります。

僕の場合は売主の事業計画がよくわかっているので(同業者なので)、どのくらいで売れればどの程度利益が出ているか、など想定ができたので、ざっくばらんに価格交渉をした結果・・・

全く値引きしてもらえませんでした笑

僕が買った当時は不動産市場が高騰していて一般の方も不動産業者売主もとても強気な状況でした。

売主からしたら

『ほかにもお客さんいるから無理して安く売らなくてもいいんだよねー』

といった心理です。

なので僕もダメ元での交渉でした。
交渉はただですから。

ただ価格の交渉はとてもデリケートで、常識を逸した価格交渉や、相手を不快にさせる交渉は売主の信用を失いかねず、『あなたにはもう売らない!』となってしまう可能性もあります。

なので売主の性格や出方や様子をうかがいながら話しましょう。
僕は売主から直接買いましたが、多くの方は仲介業者が入っていると思います。

その場合は仲介業者が交渉をするので、仲介業者の技量や、売主との信頼関係の密度で大きく変わってきます。

不動産購入申込みの段階で決めなければいけない重要な事があります。

手付金の額
手付金とは契約時に現金で売主に支払う売買価格の一部です。
額は数十万円~数百万円程度になり、売買価格の5%~10%になります。
契約当日に用意が必要です。

契約日
買主の都合の良い日時を記載します。
購入申込より1週間以内が理想です。
契約日を決めて、その日までに契約の準備を進める目安にすることと
きちんと契約日を決めることで売主に購入について真剣だと意思表示できます。

決済希望日
お金を払って物件が自分のものになる日です。
完成物件の場合契約日から1か月半~2か月程度が一般的。平日の午前中になります。
(理由は別の記事で説明しますね)

自己資金、借入の有無、ローン利用の有無
具体的な資金計画を決めます。
このタイミングで住宅ローンの事前審査書類を準備して、契約までに事前審査の承認を取っておくのが一般的です。

僕は不動産業者なので全て計画のうえで申込をしました。

売主もそのうえで対応していたため、自宅の購入申し込みをしましたがあまり実感がなく、
さらっと終わったことを覚えています。

僕一人で売主のオフィスに行き申込をして無事1番手で物件を押さえることに成功。
契約日の設定も完了して全て問題なし。

普段お客様を見ていると、見送る後ろ姿からはわくわく感やドキドキ感、不安などを感じるのですが、僕の場合は作業?のような感じでした。

なんだか少し残念でしたが、数か月探していた家がようやく見つかった達成感と安心感がありました。

今回は僕の体験談を交えて、不動産購入申し込みの方法と内容とその性質、価格交渉について解説しました。

不動産購入は一生の中でおそらく一番高い買い物なのでできるだけ安く買えれば
精神的にも金銭的にも助かります。

不動産屋の顔色を見つつ、購入予定物件の価格相場を理解してうまく価格交渉できるといいですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

masaru

ブログ管理者のプロフィール
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masaru

神奈川県在住で不動産業界の30代会社員。
生まれも育ちも神奈川県。
家族は夫婦+娘1人+猫2匹の5人家族。
某インテリア企業から不動産業界へ飛び込み現在10年以上経過。
海や動物、おしゃれな事、サーフィン、読書、映画鑑賞、掃除が大好き。
ブログ開始は2024年1月。
自分の仕事を活かし仕活かされ、VUCA時代を生き抜く力を身に付ける事と、日々の成長と前進の為ブログを開始。

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