こんにちは、不動産業界の会社員masaru(@masaru)です。
僕の自宅購入の経験談の続きです。
これまでの経緯は以下の過去記事も参考にご覧ください!
前回は自宅購入のきっかけ、予算決定、種別(土地・戸建て、マンション)を決定していきました。今回はエリア選定からスタートです!
エリア選定
大まかなエリア
大体の予算と探す種別が決まったらエリアを決めていきます。
大まかに『前住んでいた町』とか『今住んでいる所』など。
以下のようエリア案を家族で出し合っていくと決めやすいです。
エリア案
・現在住んでいるところ周辺
・自分たちが住んだことがあるエリア
・夫婦の実家周辺
・職場の近く
・趣味が満足できるエリア
・子供の学校の近く
・好きな街、住みたい街
僕が物件探しのお手伝いをさせていただいたお客様は『この街に住みたいんです!』といった、住んだことはないけれど憧れの街に家族で移住が多かったです。
一番多かったのは住み慣れたエリアで探している人が多かったですね。
現在住んでいるエリアや長く住んでいたエリアです。
多くはないですが子供が有名な学校に行くので、その学校近くで探している人もいました。
僕たちは夫婦の実家が近かったので、実家に気軽に行けて、かつ住んだことのあるエリアを3つピックアップしてその中から選びました。
具体的なエリア
次に具体的なエリアを決めていきます。
『〇〇駅10分以内』『今住んでいる○○町』『職場から○○分以内』など。
最初にここまで具体的に決めなくてもいいのですが、決めて探し始めた方が、
最短でいい物件に巡り合えます。
正直、全ての条件が揃っている物件はありません。
かならず妥協点があります。
長らく物件を探しているお客様に共通していることは、自分の予算を超える物件を探していることです。
不動産は大きな買い物なので妥協したくないのはわかるのですが、不動産には相場があります。
不動産屋はすぐに、お客様と予算が合っていない事が分かり、それに対して、対策を考えいます。
予算を上げてもらうのか、物件条件を変えてもらうのかです。
ただ不動産の相場は具体的に数字に出てくるものではないのでお客様は気付いていません。
ある程度物件を見るとわかってくるのですが、妥協できず、探し続ける人もいます。
その中で、一番の妥協ポイントで多いのはエリアです。
例えば以下のようなことです。
予算とエリアが合わないポイント例
・駅10分内は難しが15分なら物件がある
・学区で人気の○○エリアだと難しいが★★エリアなら物件がある
・海まで5分以内だとないが、10分以内なら物件がある
・人気エリアで物件が出ないし出ても高額だが、そもそも物件が出ないので期待してしまう
理解するには沢山物件を見るべきなのですが、その前に、自分たちの条件を固めておくと
実際に探し始めた時に相場の理解が早いです。
不動産業者でも基本は皆さんと同じように探して買う
さて、僕の話に戻ります。
希望エリアを3つに絞り物件探しました。
僕は不動産業界の人間なので、自宅をいい条件で購入するためにできる事はあったのですが、
かなりの時間と労力がかかるうえ、いい情報が入るタイミングもわからなかったので
結局は皆さんと同じようにインターネットで探していました。
同業者と、自宅購入についてリサーチしましたが、
皆さん同じように物件探しをしていました。
購入に期限がなく、アグレッシブな人はいい物件を狙っていました。
不動産業者が本気で物件探しをする方法
不動産業者が皆さんに家探しをする時は、不動産流通機構が運営している『レインズ』を使って
物件探しをします。
レインズとは、『Real Estate Information Network System』の略で、不動産屋のみ利用できる不動産情報WEBサイトです。全国ほぼすべての物件情報を見ることができます。
ちなみに不動産業者が自宅をお得に、またはいい物件を購入しようとした場合は
レインズに載る前の情報を以下のような方法で取りにいきます。
欲しいと思った家にアプローチ
気に入った家や土地を見つけたら、直接インターフォンを押したりダイレクトメールを送ったり
『謄本』という書類を取得して所有者を調べてアプローチをします。
直接取引であればお互い仲介手数料がかからないメリットもあります。
もし金額など条件が合わなくても、売却の意思があれば『仕事』として仲介して
買主を探すお手伝いができるので一石二鳥です。
不動産仲介業者に情報をもらう
自分が欲しいと思ったエリアの不動産屋さんに行き、
『不動産屋ですが自宅を探しているので、こんな情報あったらすぐにお知らせください』
と営業して種をまきます。
相手方不動産屋としても、相手が不動産屋とはいえ、直接『こんな家があったら買います』
と言っているので喜んで情報をくれます。
不動産屋はこういった購入意欲の高いお客様を見込み客としてリストに加え、
いい物件情報が入ったら真っ先に連絡します。(本当にすぐに連絡します)
物件は1点もので探している人は大勢いますし不動産屋も大勢います。
こういった戦いの中なので、購入意欲を見せることでいい情報が入りやすくなります。
不動産売主業者に情報をもらう
新築戸建を販売している業者や、中古物件を買ってリノベーションをしている業者も
仲介業者と同じく情報が集まりやすく、表に出ていない仕込み中の物件を数多く持っています。
持っていなくても、営業して声をかけておけば運がよく
『masaru君の条件に近い物件仕入れできるかもしれないけど興味ある?』
と声をかけてくれます。
売主業者としても、仕入れ前(会社で買う前)に予め買う人が決まっていれば
販売のリスクを回避できます。
(販売開始後売れなくて値段を下げる、長期化して管理に労力をかけるなど)。
業界では『出口が決まってる』などと話します。
上記のようにできることはあったのですが、僕たちには期限が決まっていましたし(娘が幼稚園に上がる前)正直、そこまでアクティブに動ことができなかったのです。
不動産屋も皆さんと同じように物件探しをして同じように買います!
WEB情報が一番豊富で早いです!
まとめ
今回は不動産探しにおけるエリア選定と、不動産屋が家探しをする方法についてでした。
エリア選定は絶対にした方が良いと思います!
なんとなくエリアが決まっていても、そこから先の話で家族で意見が合わなかったり
予算が合わなかったりしていい物件を逃がしたりします。
全てのいいタイミングでいい物件を検討するのは難しいですが、検討できる物件の数を増やすためにも
早めに自分たちの条件を固めておくといいでしょう。
不動産屋でも結局みなさんと同じように物件探しをしています。
ただ、間違いなく皆さんより情報を持っています。
物件探しをする際は、WEBサイトと合わせて不動産屋にも足を運んでみてください。
では最後までありがとうございました。
masaru
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