どうも、こんにちは!
現役で不動産会社に勤めるmasaru(@masaru)です!
不動産屋あるあるですが、物件を見に行った時に不動産屋からこんな事言われた事ありませんか。
『早く決めないと売れちゃいますよ!』
どんな不動産も1つしかないうえ、WEBサイトでの広告や多くの不動産仲介がお客さんに紹介していると考えると、かなり説得力がありますよね。
特に自分が気に入った物件であれば、特に胸に刺さる言葉だと思います。
ただ 『それって本当?』 って思ってしまいませんか?
今回はそれが本当かどうか、不動産屋心理などを解説します!
こんな方々にオススメの記事です!
・不動産探しをしていて不動産屋の発言に疑問を持っている方
・不動産仲介会社に勤めていて営業の参考にしたい方
『早くしないと売れちゃいますよ!』は本当が多い
結論から言うと『早くしないと売れちゃいますよ!』は本当です。
本当の事が『多い』と感じます。
そういった発言が仲介担当者から出てくるということは、いい物件又はお客さんが気に入っているからです。
いい物件またはお客さんが気に入る物件で共通するのは『流動性』が良い物件です。
流動性が良い物件は概ね3か月以内で成約することが多いです。
本当に早ければ物件が露出した最初の週末で申し込みが入り、それ以外は概ね3か月以内に成約するイメージです。
流動性が良い物件は様々で立地や価格、希少性だったりします。
好立地の物件は流動性が良く販売も長期化しません。
立地が悪いまたは良くない平均的な物件でも価格が相場より安ければ、早期売却に至ります。
相場より安ければ、流動性がいまいちなエリアでも一定層探しているお客さんがいますし、好立地な物件を資金面で買えないお客さんが食いついたり、買取業者が購入検討したりニーズが広がります。
物件がなかなか出ない希少性が高い物件はエリアの特性が強く出ますが相場を無視した価格で速完することもあります。
また、売れ残り感がある物件ばかりのエリアに、バランスが良い万人受けしそうな物件が出た場合なども早期売却が見込めます。
そういった意味で、『早くしないと売れちゃいますよ!』は本当が多いです。
根拠のない『早くしないと売れちゃいますよ!』もある
ただ、使い方が間違っている場合もあります。
お客さんの気持ちを煽るために言うことです。
まだ経験が少ない方や、契約がなかなか取れていなくて焦っている方に多いと思います。
(自分の経験も含む。。)
仲介の立場でお客さんに物件の案内をして、その物件を気に入っていると感じた時に
『早く決断しないとなくなっちゃいますよ』
と言います。
ただそれは、お客さんを焦らせるために言う為であって、物件が無くなる可能性があるからではありません。
売主に事前に状況を確認している事がある
仲介業者がお客さんのご案内の為に物件内覧の準備をします。
その時に、案内する仲介業者が物件の状況を詳しく聞きます。
引き合いの状況、申込の有無、見込み客の有無、ネガティブ情報です。
できる方や一生懸命な方ほど必ず確認をします。
なので、仲介業者は物件の引き合いの状況を知ったうえでご案内している場合が多いです。
ただケースバイケースで、急にご案内になった場合などはなかなか難しかったりします。
まだ入社間もない仲介担当者やなかなか契約が取れない仲介担当者はこのあたりの情報取得をしていないことが多いと感じます。
まとめ
今回は仲介担当者の『早くしないと売れちゃいますよ』発言についてでした。
不動産屋をやっていて友人や知り合いに不動産購入の相談をされることがあり、自分が対応できない場合決まってアドバイスするのが
『切実で経験豊富な人を見つけた方が良いよ』
と言います。
スマホで不動産情報を気軽に取得できる世の中ですが、最終的なところでは、買主には見えない部分があり仲介業者次第でコントロールできてしまいます。
なので、買主の気持ちを汲みとって切実に対応してくれる人を探すのが良いと思います。
結果的にそういった方が数字を挙げるできる営業さんだと思います。
相手が本当のことを言っているかどうかはわかりませんが、安心して物件探しや取引ができる、信頼できる不動産屋を探せば『早くしないと売れちゃいますよ!』問題も気にならないと思います。
では、最後までありがとうございました。
masaru
コメント