どうも！現役不動産会社勤務masaru（@masaru)です。
不動産購入の工程で大切なイベント『決済』があります。
この『決済』について今回は綴っていきます。
現在不動産購入をお考えの方購入後の事をお調べしている方々の参考になれば幸いです。
決済とは物件を取得する日
決済とは買主はお金を払い、売主は鍵を私所有権の移転をする不動産取引の最終段階です。
ですので住んだり引っ越しができる日になります。
決済が完了すると晴れて不動産が自分のものになります。
どこでやるのか
原則買主の指定した場所になります。
不動産を購入する場合住宅ローンを使う場合がほとんどなので、買主が融資を組む銀行で行うことが多いです。
最近ではネット銀行の住宅ローンも増えており、支店がない為決済は不動産業者のオフィスでやることが多いです。
現金の場合は買主の都合がいい銀行で応接室を借りて決済をしたり、銀行窓口で立ちながら決済します。
現金の場合は不動産業者のオフィスで集まり、書類の確認ができたら銀行に移動することもあります。
決済の日時は？
平日の午前中の売主と買主の都合のいい日にします。
なぜ平日かというと、不動産の所有権移転登記をするには法務局が開いている平日しかできないからです。
決済とは買主がお金を払い、売主は不動産を引き渡す日。
物件引き渡しとお金のお支払いを同日に行います。
なぜ午前中かというと以下のようなことを避ける為になります。
登記所の閉店時間
登記所は平日の午前8時30分～午後5時15分までです。
それまでに登記申請しなければいけないので、なるべく早く決済を完了させるために午前中に行う慣行があります。
決済時書類や印鑑忘れ
重大な書類や印鑑を忘れると決済ができません。そのような場合でも取りに帰ったり再取得できるよう時間的余裕が必要です。
誰かが決済に遅刻
遠方からくる場合公共機関の遅れなどで予定時間に間に合わない可能性もあります。
着金確認ができない
決済日に買主が売主に金銭の支払いをしますが、振込先の誤りなどで着金確認ができない場合も想定できます。
銀行の都合
25日や月末などは銀行多忙なため振込に時間がかかったりします。5分ほどで終わることもあれば1時間程度かかることもあります。
誰が来るのか
以下の方々が集まります。
・買主
・売主
・不動産仲介業者
・司法書士
売主や買主は不動産購入者、売却者本人が来る必要があります。
なので夫婦で購入、所有していれば夫婦で来なければなりません。
不動産仲介業者が1社の場合もあれば2社の場合もあります。
例えば買主も売主も同じ仲介業者であれば１社。
買主はA社、売主はB社のように2社入る場合は2社になります。
司法書士はお金がきちんと支払われたか、買主、売主は契約の当事者か、書類に不備はないかなど取引を厳しく観察し、問題なければ決済終了後にそのまま法務局に行き登記申請をして所有者の変更をします。
どうやって決済日を決める？
決済日は売主と買主の都合で決まります。
一番は買主の住宅ローンの進捗具合になりますので、住宅ローンの工程を考え、ゆとりを持ったスケジュールで事前に買主と売主が仲介業者を介して話合い決済日を決め、そこに向かって売主も買主も動く流れになります。
早い段階で決済日を決めれば、決済は平日の午前中に行われるので売主も買主も仕事をしてる場合などスケジュールを調整が可能です。
決済当日の持ち物は
決済当日には以下のものが必要になります。
買主
・印鑑（実印 認印 銀行届出印）
・住民票（発行より3か月以内）
・印鑑証明書（発行より3か月以内）
・身分証明書
・固定資産税・都市計画税の清算金（仲介業者がいる場合は金額を提示してくれます）
・仲介手数料（仲介業者がいる場合）
・残代金
・通帳
・キャッシュカード
売主
・権利証（現在は登記識別通知書と言います）
・印鑑証明書（発行より3か月以内）
・身分証明書
・固定資産税、都市計画税の通知書又は納付書
・印鑑（実印 認印）
・通帳（入金予定の銀行）
・キャッシュカード（入金予定の銀行）
・仲介手数料
・抵当権抹消登記申請書（司法書士が事前に取得するパターンあり）
・不動産の鍵
・その他買主に渡す書類などあれば（管理規約、建築関係書類など）
まとめ
今回は決済についてでした。
ある程度理解が深まっていただいていれば嬉しいです。
不動産決済は長い取引の最終段階なので感慨深いものがあります。
人生で最大の買い物をする瞬間で喜びは決して忘れないものです。
いい思い出になるようにしっかりと準備してくださいね！
では本日はこの辺で。
masaru
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