不動産決済の場所や持ち物について解説!当日はどこで行う?流れや注意点を纏めます!

白黒のパソコン、ノート、マグカップの画像 不動産知識

どうも、現役で不動産会社に勤務しているmasaru(@masaru)です!

今回の記事では不動産契約後の決済について詳しく書いていきます。
決済の場所や持ち物、当日の流れを解説していきますので参考にしてください!

masaru
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こんな方々の参考になります!

・決済を控えている方

・不動産購入について情報を集めている方

決済とは?

ハテナと子供が顔を隠している画像

決済とは、買主がお金を払い不動産を取得し、売主はお金を受け取り鍵を渡す日です。

買主からしたら住み始めることができる日。
売主からしたらお金をもらう日ですね。

なので買主も売主も決済日に向けて引っ越しの準備や次の住まい探しをしたりします。

お金の受け渡しや鍵の受け渡しだけでなく、公に『この家は私のものだ!』と公言できる日でもあります。

例えば家の鍵を持っていて、あたかも普通に生活をしていたら、実は全く関係ない第三者だとしてもその家の所有者と思いますよね。

なのできちんと『この家は私のものだ!』と公言できるように『登記』という登録ができます。登記をすることによって『この家はわたしのものだ!』と第三者に主張することができます。

登記って?

登記とは『どの家が』『誰のもので』『いつから所有しているか』『借金はあるか』などその家の詳細や歴史をコンピューターで管理しており、不動産の所有者が変わったり、面積が変わったり、増改築したり、借金をするなど、その不動産に新たな動きがある場合追記することを言います。

例えば以下のような感じです。

1、AさんがBさん不動産を売りました
2、そうすると不動産の所有者を公にもBさんの物にしなければいけません
3、なのでBさんが新所有者ですよと、不動産のノートに追記します。これを登記と言います

ちなみにそのノートは『登記事項証明書』や『謄本』と呼ばれており、法務局という登記所に行けば誰でも閲覧可能です。(数百円かかりますが)

余談ですが不動産屋さんは特定の空き地や一軒家など『この不動産使っていなそうだし売主さん売りたいんじゃないか?』と思えば、法務局へ行きその不動産の登記事項証明書を取得して所有者を特定して売却のアプローチをしたりします。

決済の場所は?

建物玄関の画像

買主の希望の場所で可能ですが、基本的には融資を受けた銀行で行います。
銀行担当者との相談により買主の指定の支店で可能です。

または、現金やネット銀行ですと場所は自由ですので、静かな空間で人の目が気にならず、書類のコピーも行える不動産会社になることがほとんどです。

なので買主と売主が遠距離の場合は要注意です!

決済当日は誰が来るの?

オフィスの画像

決済当日には以下の方々が集まります。

・買主
・売主
・仲介業者
・司法書士

私の経験では4人~5人が多いです。

売主買主がご夫婦でいらっしゃる場合は結構な人数になりますね。

決済は平日限定

人々の画像

決済は土日祝日はできず、平日のみになります。

もっと言うと平日の午前中が一般的です。

なぜかというと、売主と買主の支払い、鍵の受け渡しが終わった後、司法書士が所有権移転登記の申請をするため法務局に行くためです。

法務局は平日のみ営業の為、決済は平日のみになります。
なので買主も売主も平日仕事であれば有休をとる、または奥様が代行で来るなど一工夫必要になります。

持ち物は?

状況により異なりますが以下の場合が多いです。

<決済当時の持ち物>
・実印
・認印
・銀行印(認印と併用化)
・通帳
・身分証明書
・印鑑証明書
・住民票
・仲介手数料
・司法書士報酬

印鑑証明と住民票に関しては、融資先の銀行と司法書士が登記に必要な書類なので決裁前に銀行や司法書士に渡すのがい一般的です。

仲介手数料と司法書士経費も現金で出すのか融資を組むのかでもっていくかどうか変わってきます。

なので確実に必要なのは、実印、銀行印、通帳になります。

決済前に必ず不動産屋に持ち物を確認しましょう。

決済当日の流れ

カフェの画像

オーソドックスな流れは以下のようになります。

<決済当時の流れ>
1、平日の午前中に銀行到着
2、売主、買主、仲介業者、司法書士が揃ったところで開始
3、司法書士が売主と買主の身分証明書や書類をチェック
4、問題なければ銀行融資担当者に融資実行と伝える
(何か不備があれば登記できないので必ず司法書士が本人確認や書類を全て確認したら融資実行します)
5、融資実行まで時間がかかるので、その間に買主が売主や司法書士、仲介業者に支払う金銭の振込伝票や払戻伝票に記入
6、伝票が完成したら銀行員に渡し振込みや現金引出しを待つ
7、その間に仲介業者主導のもと、鍵の本数や取引完了書、マンションでは管理組合に提出する組合員変更届など完成させる
8、融資実行&振込完了まで時間があまったら雑談タイム
9、振込完了したら売主は着金確認(方法はスマホで確認又は銀行連絡又はATM等で確認)
10、確認が取れれば領収書の授受と鍵の受け渡しで終了

以上、時期や曜日にもよりますがは早くて30分、遅くて2時間程度になります。

月初、月末、15日、25日等給料日が絡む日は振込が遅いので長くなる傾向があります。

最近はネットバンクで融資を組む方が多く、場所が自由&振り込み完了までとても早く、最近では過去最短の20分程度で終わったことがあります。

まとめ

いかがだったでしょうか。

決済とは不動産の受け渡しとお金の支払、平日の午前中で30分から2時間程度かかる作業です。

不動産売買の運命の日、当日はトラブルがなくスムーズに進めるため、事前準備と確認をきちんとしましょう。

皆様の決済が段取り良く気持ちよく行えるといいですね。

では、最後までありがとうございました。

masaru

ブログ管理者のプロフィール
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神奈川県在住で不動産業界の30代会社員。
生まれも育ちも神奈川県。
家族は夫婦+娘1人+猫2匹の5人家族。
某インテリア企業から不動産業界へ飛び込み現在10年以上経過。
海や動物、おしゃれな事、サーフィン、読書、映画鑑賞、掃除が大好き。
ブログ開始は2024年1月。
自分の仕事を活かし仕活かされ、VUCA時代を生き抜く力を身に付ける事と、日々の成長と前進の為ブログを開始。

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